育休とりすぎパパのログ
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施工管理で育休17ヶ月取得した方法|上司説明〜引継ぎまで全公開

施工管理で育休17ヶ月取得した方法|上司説明〜引継ぎまで全公開

「施工管理で育休なんて無理」と言われる業界で、パパひとり17ヶ月の育休を取った方法を全公開。上司への切り出し方・引き継ぎテンプレ・取引先への伝え方まで、現場代理人が実体験で解説します。

はじめに:施工管理パパが17ヶ月の育休を取った話

「施工管理で育休なんて、無理でしょ?」

そう言われ続けた業界で、僕はパパひとりで合計17ヶ月の育休をとりました。当時は20人規模の現場の現場代理人。引き継ぎは大変でしたが、結論:ちゃんと準備すれば、施工管理でも育休はとれます

この記事では、僕が実際にやった会社への伝え方・引き継ぎ・復帰までの全工程を、ステップごとに公開します。

「施工管理だけど育休とりたい」と悩んでいるパパに向けて、できる限りリアルに書きました。


なぜ施工管理は育休が「無理」と言われるのか

正直、施工管理は育休と最も相性が悪い業界の一つです。

  • 朝6時には現場入り、夜は遅くて22時
  • 土日も現場に呼ばれることがある
  • 工程が遅れると即トラブル
  • 現場代理人は法的に必要なポジション
  • 「お前が抜けたら現場が止まる」と言われがち

実際、男性育休取得率の業種別データを見ても、建設業はワースト常連。社内に前例がない会社も多いはず。

それでも僕が17ヶ月とれた理由は、「無理」と思い込まずに、計画的に動いたからです。


結論:施工管理でも育休は取れる。コツは「早さ」と「段取り」

順番に説明します。やったのは7ステップ。

STEP 内容 タイミング
1 自分の覚悟を決める 出産6ヶ月以上前
2 上司に相談 5〜6ヶ月前
3 切り出しトーク 5〜6ヶ月前
4 引き継ぎ準備 3ヶ月前〜
5 取引先への連絡 1〜2ヶ月前
6 直前1週間の最終調整 出産前
7 復帰準備 復帰1ヶ月前

STEP1:自分の中で覚悟を決める

まずここが一番大事。

「会社に申し訳ない」「迷惑をかける」と思っているうちは、上司にも腹を割って話せません。

僕が腹を決めた理由は、**「子供の0〜2歳は二度と戻らない」**と気づいたから。

  • 仕事は復帰すれば取り戻せる
  • でも子供の成長は今しか見られない
  • 妻もフルタイム勤務で、誰かが家庭にコミットするしかない

この優先順位を自分の中で固めると、上司との会話がブレません。

「家族のために、必要な期間取らせてください」

これが言えるかどうかが分岐点です。


STEP2:上司に伝えるタイミング|出産5〜6ヶ月前がベスト

施工管理で育休をとるなら、「早すぎるかな?」と思うくらい早めに伝えるのが正解。

僕は出産の 5〜6ヶ月前 に上司に相談しました。

なぜそんなに早いのか:

  • 後任の選定に時間がかかる
  • 工程上、引き継ぎの最適タイミングを探る必要がある
  • 取引先や元請けへの連絡準備
  • 上司も自分の上司に相談する時間が必要

直前に「来月から育休とります」は、施工管理では現実的に厳しい。早ければ早いほど、お互いストレスなく進められます。


STEP3:上司への切り出し方|僕が実際に使った会話例

正直、めちゃくちゃ怖かったです。
でも、伝え方を工夫すれば大丈夫。

僕が使ったポイントは3つ:

① 「相談」というスタンスで切り出す

✅ NG:「育休とります」(決定事項として伝える)
✅ OK:「育休のことで相談したいんですが、お時間ありますか?」

決定事項より、相談から入る方が上司も話を聞きやすいです。

② 期間と理由を最初に明確に伝える

妻が出産予定で、〇月から〇ヶ月、育休を
とらせていただきたいと考えています。

理由は、妻もフルタイム勤務で、
子育てにパパが本気でコミットしないと
家庭が回らないからです。

ご相談に乗っていただけますでしょうか。

期間・理由・お願いの3点セットで、シンプルに伝える。

③ 引き継ぎ案を一緒に持っていく

「自分が抜けるとどうなるか」を考えていない状態で相談すると、上司の負担になります。

僕は事前に:

  • 抜ける期間
  • 引き継ぎ候補(〇〇さん、△△さんなど)
  • 引き継ぎスケジュール案

を簡単にまとめて持参しました。

これで、上司は**「こいつ、ちゃんと考えてるな」**と判断してくれます。


STEP4:引き継ぎ準備|3ヶ月前から動く

ここが施工管理育休の 最大の山場

施工管理は属人化しやすい業界です。図面・工程・取引先・職人さんの癖まで、頭の中にしかない情報が大量にあります。

やったこと一覧

工程表の見える化:全工程をエクセルで整理し、後任に共有
取引先リストの整備:会社名・担当者・連絡先・癖を一覧化
施工要領書の作成:自分の判断基準を文書化
現場ルールのマニュアル化:口頭で伝えていたことを文章に
後任との同行期間(最低2週間):実際に一緒に現場を回る

特に「現場代理人」は法的に必要なポジションなので、正式な変更届を元請けや関係官庁に出す必要があります。これも忘れずに。

引き継ぎ書のテンプレ(簡易版)

【現場名】〇〇マンション新築工事
【工期】2024/4/1〜2025/3/31
【自分の役割】現場代理人
【引き継ぎ先】〇〇さん

■ 進行中タスク
- ◯◯(期限:◯月◯日)
- △△(期限:◯月◯日)

■ 取引先連絡先
- ◯◯建設:担当◯◯さん(TEL)
- △△電気:担当△△さん(TEL)

■ 現場の特殊事情
- ◯◯について(注意点を文章で)

■ 緊急時連絡先
- 自分の連絡先:◯◯(緊急のみ)

これだけ作ると、後任がパニックにならずに引き継げます。


STEP5:取引先・現場関係者への伝え方

社内の引き継ぎが進んだら、取引先・元請け・職人さんへの連絡です。

伝える順番

  1. 元請け(最重要):早めに、正式に
  2. 協力会社(職人さん):1〜2ヶ月前
  3. 資材業者・設備業者:1ヶ月前

伝え方のコツ

✅ 「育休のため」ではなく、**「家庭の事情で」**でも通じる
✅ 後任を必ずセットで紹介する
✅ 「迷惑かけます」より「引き続きよろしくお願いします」

僕の経験上、職人さんは意外と理解があります。**「家族大事にしいや」**と言ってくれた親方もいました。


STEP6:育休直前1週間|やったことリスト

✅ 全現場の状況を最終確認

進行中タスク・トラブル可能性のある箇所を洗い出し、後任と最終共有。

✅ メールアウトオブオフィス設定

ご連絡ありがとうございます。
〇〇は◯月◯日まで育児休業を取得しております。
ご用件は後任の△△(△△@△△.co.jp)まで
お願いいたします。

✅ パソコン・スマホのデータ整理

業務データは共有フォルダに、私物は持ち帰る。

✅ 鍵・備品の返却

現場の鍵、社用車、ヘルメットなど、必要なものは後任へ。

✅ 同僚・先輩への挨拶

「ありがとうございました。戻ったらまたよろしく」と一言。


STEP7:育休中の連絡ルール|「割り切る」が正解

育休中、会社から連絡が来ることがあります。

ここはルールを決めて割り切るのがおすすめ。

僕のルール

  • ✅ 緊急時のみ電話OK
  • ✅ メールは1日1回チェック(午前9時)
  • ❌ 通常業務の判断はしない(後任に任せる)

「常に対応できる状態」だと、育休の意味がなくなります。
最初は罪悪感ありましたが、慣れます。


STEP8:復帰前の準備|1ヶ月前から始動

✅ 業界ニュースのキャッチアップ

法改正・新工法など、見ておけば置いていかれません。

✅ 上司・後任との復帰前面談

「どこに配属するか」「最初の現場はどこか」を確認。

✅ 体力作り

正直、育児で体力は落ちてます。復帰前に少しずつ慣らすと楽。

僕の場合、復帰後のキャッチアップは1〜2ヶ月で十分でした。
むしろ、育児で培った**「相手の気持ちを察する力」「優先順位の判断力」**は、現場でめちゃくちゃ活きました。


まとめ:施工管理でも、育休はとれる

最後にもう一度、結論。

施工管理でも、育休はとれる。
コツは「早さ」と「段取り」だけ。

無理な業界・無理な職種なんてありません。
あるのは、「無理」と思い込んで動かない自分だけ。

僕が17ヶ月とれたのは、特別な人間だからじゃありません。
ただ、5〜6ヶ月前から動き出しただけです。

「施工管理だけど育休とりたい」と思っているパパへ。
今この瞬間に、上司に相談する日程を決めてください。それだけで、半分は終わったようなものです。


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※今後、以下も順次公開予定です。

  • パパ育休給付金シミュレーション|手取り月収別の早見表
  • 育休中の家計管理|手取り激減を乗り切った3つの仕組み
  • 育休復帰が怖い男性へ|17ヶ月ブランクから現場復帰したリアル

🐦 X:@papalog_ayumi で日々の育休リアルを発信中です。

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