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男性育休のデメリット6つと対策|17ヶ月取ったパパの正直な本音

男性育休のデメリット6つと対策|17ヶ月取ったパパの正直な本音

男性育休のデメリットを、通算17ヶ月取ったパパが忖度なしで全部並べました。収入減・入金の遅さ・住民税・キャリア不安・夫婦喧嘩・周囲の目。それぞれの「実際の痛さ」を当事者の実感で格付けし、対策とセットで解説。読んでから家庭で決めてください。

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「男性育休って、正直デメリットはないの?」

これから取ろうか迷っているパパ、あるいは「取ってほしい」と言われて内心モヤモヤしているパパから、いちばん聞かれる質問です。

先に僕の立場を言っておくと、僕は施工管理の仕事をしながら、通算17ヶ月(1人目で7ヶ月、2人目で10ヶ月)の育休を取りました。取ってよかったと心から思っていますし、後悔はありません。

——でも、だからこそきれいごとは書きません。デメリットは、確かにあります。僕自身、貯金が一時的に溶ける感覚を味わったし、妻と「もう無理かも」と思うほどぶつかった夜もあります。

ただ、17ヶ月やり切った今だから言えることがあります。デメリットの大半は「制度や実態を知らないこと」が原因で、事前の対策でほぼ潰せるということです。

この記事では、僕が実際に感じたデメリットを隠さず全部並べて、それぞれの「実際の痛さ」(当事者の実感)と対策をセットで解説します。読み終わったら、あとはご家庭で決めてください。

📌 この記事で分かること

  • 男性育休のデメリット6つの全体像(一覧表)
  • それぞれの「実際の痛さ」——ネットの一般論と当事者の実感のギャップ
  • デメリットごとの具体的な対策
  • 逆に「デメリットだと思ってたけど違ったこと」

⚠️ この記事のお金・制度に関する内容は執筆時点の一般的な仕組みをもとにした「方向感」です。制度は変わる可能性があり、金額や条件は人によって異なります。正確な数字は勤務先・ハローワーク等の最新情報でご確認ください。


先に全体像:デメリット×実際の痛さ×対策の一覧表

まず結論の表から。「痛さ」は17ヶ月取った僕の実感による格付けです。

デメリット 実際の痛さ(当事者の実感) 対策
① 収入が減る ★★★(ただし手取りベースでは想像より軽い) 事前シミュレーション
② 給付金の入金が遅い ★★★★(知らないと一番危ない) 生活費3ヶ月分の貯金
③ 住民税は止まらない ★★★(不意打ちが痛い) 納付書が来ると知っておく
④ キャリア・ブランクの不安 ★★(9割は取り越し苦労だった) 不安の正体を知る
⑤ 夫婦関係が悪化することがある ★★★★(僕は本気でぶつかった) 家庭内ルール化
⑥ 周囲の目・「長すぎ」と言われる ★(言われたが、痛くはなかった) 優先度は自分で決める

「④キャリア不安」の痛さが意外と低くて、「②入金の遅さ」「⑤夫婦関係」が高い——このギャップこそ、当事者じゃないと書けないところだと思います。順番に見ていきます。


デメリット①:収入が減る(給付金は67%→50%、しかも上限あり)

いちばん有名なデメリットですね。育休中は給料の代わりに育児休業給付金が支給されますが、目安として最初の約半年(180日)は賃金の67%、それ以降は50%に下がります。

さらに僕が実際に食らったのが、給付金には月額の上限があるということ。僕の場合は上限(当時で月30万円ちょっと)に到達してしまい、「67%もらえるはずが、計算してみたらそれより少ない」という状態でした。収入が高めの人ほど、想定より減ります。ここはネットの解説記事であまり強調されないので、正直に書いておきます。

対策:取る前に「手取りベース」でシミュレーションする

対策はシンプルで、取る前に自分の数字で計算しておくこと。これだけで「思ってたのと違う」の大半は消えます。

そしてここが大事なんですが、育休中は社会保険料が免除され、給付金は非課税です。つまり額面は67%でも、手取りベースでは想像よりずっと守られます。具体的な計算手順は 育休給付金はいくらもらえる?手取りシミュレーション に、お金まわりの全体像は 育休中のお金まとめ にまとめてあります。

デメリット②:給付金の入金が遅い(初回は2〜3ヶ月後)

僕が「これを知らずに取るのが一番危ない」と思っているのがこれです。

給付金は、育休に入った翌日から振り込まれるわけではありません。申請の仕組み上、初回の入金は育休開始から2〜3ヶ月後になるのが一般的です。つまり、給料が止まってから最初の入金までの数ヶ月間、収入ゼロの期間が発生します

僕はこれを一応知ってはいたものの、実際に体験すると想像以上でした。貯金が一時的に溶けていく感覚は、正直しんどかったです。あとから給付金がまとめて入るので最終的には戻るんですが、「減っていく通帳を眺める数ヶ月」はメンタルに来ます。

対策:生活費3ヶ月分の貯金を先に作る

対策はこれ一択です。育休開始までに、生活費3ヶ月分の貯金を用意しておく。これがあるかないかで、育休序盤の精神状態がまるで違います。逆に言うと、ここが用意できない状態で長期育休に入るのはおすすめしません(後述のFAQでも触れます)。

デメリット③:住民税は止まらない

これは僕が実際に「えっ」と声が出たやつです。

育休中、社会保険料は免除されます。だから「税金関係は全部止まるんだろう」と思っていたら——ある日ポストに住民税の納付書が届きました。住民税は前年の所得にかかる「後払い」の税金なので、育休で収入が止まっても納付は続きます。

金額も決して小さくないので、収入ゼロ期間(デメリット②)と重なると、じわじわ効いてきます。

対策:「納付書が来る」と知っておくだけで半分解決

この落とし穴は、事前に知っているかどうかがすべてです。知っていれば貯金の計画に織り込めますし、慌てることもありません。仕組み・払い方・払えそうにない時の相談先は 育休中の住民税は止まらない に詳しくまとめました。

デメリット④:キャリア・ブランクの不安

「長く休んだら、仕事に戻れなくなるんじゃないか」——これは僕も本気で思いました。なにせ17ヶ月です。復帰前は「もう現場の感覚を忘れたかも」「浦島太郎になってるかも」と、かなり不安でした。

で、実際どうだったか。1〜2ヶ月で普通に戻れました。体感として、あの不安の9割は取り越し苦労でした。仕事の勘は思っているより体に残っています。

ただし、2つ正直に添えておきます。

  1. 不安そのものは本物です。「9割取り越し苦労」とわかるのは復帰した後で、渦中にいる間の不安は消えません。この不安との向き合い方は 育休からの復帰が怖いあなたへ に書きました。
  2. 職場の理解度には差があります。僕の場合、上司は「行ってこい」と即決してくれて、引き継ぎは2週間で完了。同僚にも3〜6ヶ月取った人が複数いる環境でした。恵まれていたと思います。世の中には「昇進に響いた」という声もあると聞きますし、いわゆる"職場ガチャ"の要素がゼロとは言いません。

対策:不安は「復帰後の実態」を知って小さくする

キャリアの不安は、消すことはできなくても小さくすることはできます。当事者の復帰体験を読むのが一番効くと思うので、上のリンク先をどうぞ。職場側の対策としては、引き継ぎを丁寧にやること・復帰の意思をはっきり伝えておくことに尽きます。

デメリット⑤:夫婦関係がむしろ悪化することがある

意外に思われるかもしれませんが、僕の中で痛さ最上位クラスがこれです。

「夫が育休を取れば夫婦仲は良くなる」——半分本当で、半分嘘です。育休中は夫婦が24時間ずっと一緒。お互い寝不足で疲弊した状態で、家事育児のやり方の違いが毎日目の前に突きつけられます。うちは喧嘩が明らかに増えて、「もう無理かも」と思った夜が本当にありました

対策:感情論をやめて「ルール化」する

うちがどう乗り越えたかというと、話し合って家庭内のルールを決めたことです。感情でぶつかるのをやめて、仕組みで解決する。これで空気が変わり、結果的に育休前より夫婦は強くなりました。具体的に何をルール化したかは 育休中の夫婦喧嘩を減らした5つのルール に全部書いています。喧嘩は「仲が悪い証拠」ではなく「調整の途中」——これは声を大にして言いたいです。

デメリット⑥:周囲の目・「長すぎ」と言われる

僕は実際に「長すぎ」と言われたことがあります。取得した当時は、男性の長期育休はまだ珍しがられました。これから取る人も、何かしら言われる可能性はあると思っておいたほうがいいです。

対策:人生の優先度を決めるのは自分

ただ、実感としての痛さは★1つです。理由は単純で、「長すぎ」と言った人は、僕の子育ての責任を取ってくれないから。娘たちの赤ちゃん期は一度きりで、そこに立ち会うかどうかを決めるのは、周囲ではなく自分たち夫婦です。言われた瞬間は少しモヤッとしますが、あとに残るダメージはありませんでした。


逆に「デメリットだと思ってたけど、違ったこと」

短くまとめます。取る前に僕が身構えていたのに、実際は大したことなかったのがこの2つです。

  • ブランク:17ヶ月休んでも、復帰後1〜2ヶ月で戻れた。「もう戻れないかも」は9割幻でした。
  • 収入減:額面は67%でも、社会保険料免除+非課税のおかげで、手取りベースの下がり幅は想定よりずっと小さかった

「デメリットの実際のサイズ」は、外から見るのと中から見るのとでけっこう違う。これがこの記事でいちばん伝えたかったことかもしれません。17ヶ月取って結局どうだったかの全体の答え合わせは 17ヶ月の育休を取った結果 にまとめています。


まとめ:知った上で取るのと、知らずに取るのは全然違う

男性育休のデメリットを、忖度なしで6つ並べました。

  • お金系(収入減・入金の遅さ・住民税)は、事前の知識と貯金でほぼ潰せる
  • 不安系(キャリア・周囲の目)は、実態を知れば大幅に小さくなる
  • 夫婦関係は、ぶつかる前提でルール化すれば、むしろ強くなれる

デメリットを知らずに取ると「こんなはずじゃなかった」になり、知らずに諦めると「取ればよかった」になります。知った上で、家庭で決める。この記事がその判断材料になれば嬉しいです。

よくある質問(FAQ)

Q1. 正直、育休を取らない方がいい人は?

A. 唯一はっきり言えるのは、収入ゼロの数ヶ月に家計が耐えられない状態の人です。給付金の入金は2〜3ヶ月後なので、貯金がないまま長期で入るのは危険です。その場合は「まず貯金を作る」「短めの期間から始める」のが現実的だと思います。取らない理由探しではなく、順番の問題です。期間の決め方は 男性育休は何ヶ月がベスト?期間別ガイド にまとめています。

Q2. 「男性育休は後悔する」という声を見て怖いのですが。

A. 後悔の中身を見ると、多くは「お金の準備不足」「夫婦の役割のすれ違い」など、この記事の①②⑤のように対策があるものです。僕自身、しんどい時期はありましたが後悔はありません。デメリットと対策をセットで知ってから判断すれば、「後悔する育休」はかなり避けられると考えています。

Q3. 職場に迷惑がかかるのが心配です。

A. 僕の場合は引き継ぎ2週間で完了し、上司も即決でした。ただ、これは職場の体制や理解度に左右されるのが正直なところです。できることは「早めに伝える」「引き継ぎを丁寧に作る」の2つ。逆に言えば、それをやった上で回らないなら、それは個人ではなく体制の課題です。

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